研究課題/領域番号 |
24700370
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 独立行政法人国立がん研究センター (2014) 公益財団法人東京都医学総合研究所 (2012-2013) |
研究代表者 |
山下 万貴子 独立行政法人国立がん研究センター, 研究所, 研究員 (00380668)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 神経変性疾患 / TDP-43 / 凝集体形成 / ALS / FTLD-U / 神経細胞毒性 |
研究成果の概要 |
本研究では、TDP-43凝集体形成による神経細胞毒性メカニズムについて検討した。その結果、全長TDP-43は、アポトーシスによる細胞死を誘導し、一方で、TDP-43凝集体形成細胞では、細胞増殖が著しく抑制され、また、RNAポリメラーゼIIやいくつかの基本転写因子が凝集体内に巻き込まれており、その転写活性も阻害されていた。さらに、実際にFTLD患者脳でもTDP-43陽性dystrophic neuritesにおけるRNAポリメラーゼIIの共局在が観察された。これらのことより、TDP-43は複数のメカニズムにより神経細胞機能の異常を引き起こすことが明らかとなった。
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