研究課題
若手研究(B)
記憶形成に必要な神経・グリア相互作用の分子機構は不明である。私達は既に、細胞接着因子Klingon (Klg)は神経とグリア細胞に発現し、Klgを介した神経・グリア相互作用の増加が長期記憶形成に必要であり、Klgが長期記憶形成に必要なグリア遺伝子の発現調節をすることを見いだしている。今回私達は長期記憶形成時に必要なKlgを介した神経・グリア回路をショウジョウバエ脳内で明らかにし、Klgを介した神経・グリア相互作用が長期記憶学習後に転写因子Repoを増加させることを示した。さらに私達はRepoによるグリア遺伝子発現が長期記憶学習後の細胞死抑制に関わることを明らかにした。
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Science
巻: 339(6118) ページ: 443-446
巻: 339 号: 6118 ページ: 443-446
10.1126/science.1227170