研究課題
若手研究(B)
本研究では,受動ステッピングおよび末梢神経電気刺激に伴う中枢神経系への感覚入力が,その後の脊髄神経回路の入出力特性に与える影響を調べることを目的とした.受動ステッピングは,動力型歩行ロボットを用いて行った.末梢神経電気刺激は,電気刺激装置を用いて総腓骨神経へ与えた.受動ステッピングのみ,末梢電気刺激のみ,両者の組み合わせの3条件を設定し,それぞれ30分間の介入を行った.その結果,受動ステッピングと総腓骨神経電気刺激を組み合わせた条件では,総腓骨神経-ヒラメ筋間の脊髄相反性抑制の抑制量が変化した.このように,複数の経路からの感覚入力により脊髄神経回路に可塑的な変化が起こることが示された.
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