研究課題
若手研究(B)
スポーツライフを通して疾走能力を継続的に向上させていくには,学習者が疾走能力の評価法を知り,自己の状況に応じた改善方法を選択できるようになる必要がある.中学校体育授業において,疾走能力の高め方を知識・技能の両面から学ぶことのできる教材を作成するため,疾走運動に関する学習観の集約,疾走能力に関する要因の因果構造の検討および疾走能力の向上を目的とする学習課題の検討を行った.作成した教材を中学校の体育の学習指導計画に組み込んだ介入実験を行い,生徒の疾走能力に関する知識および技能の向上が確認された.