研究課題
若手研究(B)
下腿の筋特性とバランス能力の関連を明らかにすることを目的として以下の研究を実施した.(1)筋のスティフネスは筋収縮の有無にかかわらず,下腿に発生する張力が同等であれば同じであった.このことから,筋形状は筋のスティフネスには影響しないことが示された.(2)バランス能力に関わる下腿の筋特性と方策を明らかにするために,静止立位の保持と被験者が自ら任意の範囲で姿勢動揺を行った.筋線維の長さ変化と筋放電の結果から,共働筋であっても立位姿勢時の重心位置に伴う収縮活動のタイミングが異なることが示された.(3)高齢者を対象に下肢を中心としたトレーニングにより,筋力は向上してもバランス能力は変化しなかった.
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