研究課題/領域番号 |
24700949
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地理学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
朝日 克彦 信州大学, 学術研究院理学系, 助教 (70602150)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ヒマラヤ / ネパール / 氷河 / 氷河末端変動 / 気候変動 / 水資源 / 氷河変動 / 国際研究者交流 |
研究成果の概要 |
ネパール東部,エベレスト山域を対象に,9ヶ所の小型氷河の1970年以降の末端変動を明らかにした.この結果,いずれの氷河についても前回,2004年以降,氷河の末端後退が継続していた.小型氷河の1つは2004年から2012年までの間に消滅していた.氷河末端の後退速度は概ね10m以下/年のオーダーであり,1つの例外事例を除けばその後退速度の傾向も鈍化傾向にあり,世界的に指摘されるような「氷河後退が加速している」に単純にはあてはまらない. また融氷河水の利水は,山間部では飲用・灌漑用ともに利用しておらず,湧き水や天水に依存していた.したがって,水資源の観点からは氷河融解のインパクトは限定的といえる.
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