研究課題
若手研究(B)
申請者は、腸管上皮細胞の発癌過程を再現できるモデルを確立した。腸管上皮細胞にpLKO.1ベクター、shp53、shAPCを導入し、炎症細胞と共培養させた。その後、2週間培養維持しマウス皮下に移植した。その結果、pLKO.1およびshp53を導入した腸管細胞は炎症の有無に関わらず皮下で増殖しなかった。しかし、shAPC導入腸管細胞は皮下で増殖した。炎症による発癌機構を解析するため、網羅的遺伝子発現解析を行ったところ、CHI3L1が発現していた。以上の結果から、短期間の炎症細胞との共培養はAPCの遺伝子変異と協調的に働き、皮下増殖能を獲得させることが明らかとなった。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (7件) (うち招待講演 1件)
Proteomics
巻: 14(9) ページ: 1031-41
巻: 14 号: 9 ページ: 1031-1041
10.1002/pmic.201300414
Proc Natl Acad Sci USA
巻: 110 ページ: 11127-11132