研究課題/領域番号 |
24700979
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
腫瘍生物学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
品川 慶 広島大学, 大学病院, 医科診療医 (50623609)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2013年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 間葉系幹細胞 / メタロチオネイン / フィブロネクチン / 大腸癌 |
研究概要 |
本研究では骨髄由来間葉系幹細胞(MSC)の大腸癌増殖・転移促進機構を解明する目的で、共培養実験、ヒト大腸癌同所移植ヌードマウスモデル、ヒト大腸癌組織を用いて検討した。大腸癌細胞をMSCと非接触性に共培養するとメタロチオネイン(MT)の発現が上昇し、接触性に共培養するとフィブロネクチン(FN)の発現が上昇した。ヒト大腸癌組織では、浸潤先進部でMTやFNの発現が高く、ヌードマウス同所性大腸癌組織を用いた検討では、腫瘍間質に取り込まれたMSC近傍の癌胞巣でFNを高発現し、上皮マーカーの発現が減弱していた。このことからMSCにより形成される腫瘍間質が癌細胞のEMTを誘導していることが示唆された。
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