研究課題/領域番号 |
24710032
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境影響評価・環境政策
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
佐藤 圭輔 立命館大学, 理工学部, 准教授 (30456694)
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研究協力者 |
池上 麻衣子 京都大学, 原子炉実験所, 助教 (10625528)
SMITH J. T. University of Portsmouth, Faculty of Science, Professor
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 放射性セシウム / 流域調査 / 福島県 / 河川流出 / 流域土壌 / 底質 / ダム / モデリング / 放射性物質動態 / 流域モデル構築 / 夏井川流域調査 |
研究成果の概要 |
調査に基づく動態推定の結果,多くのCsが流域土壌に留まるが,降雨によって粒子態として流出し,下流に影響を与えている事が分かった.流出したCsは森林域ではダム湖,沢出口付近,農地では調整池に粒子態で存在している. 分画試料のCs分析結果から,森林土壌では比表面積依存性が強い結果となった.また,土壌中の有機炭素濃度はCs吸着量に関係する因子となっていた.固液分配係数の実測結果は10の5~7乗オーダーとなり,懸濁物質中のCsは脱着過程にあることが予測された.ダム集水域にてCs動態をモデリングした結果,原発事故後まもなく濃度ピークが表れ,その後濃度が1桁低下するのに5年ほどを要することが推定された.
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