５３ＢＰ１を介したアポトーシス細胞表層へのヌクレオソーム露出の機構と意義の解明

• 研究課題/領域番号: 24710064
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 放射線・化学物質影響科学
• 研究機関: 金沢医科大学
• 研究代表者: 砂谷 優実 金沢医科大学, 医学部, 助教 (70581057)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2014-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2013年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円); 2012年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
• キーワード: アポトーシス / 自己免疫疾患 / 53BP1

研究概要

アポトーシス誘導因子p53の結合蛋白質である53BP1は、DNA二本鎖切断修復を誘導する機能が報告されているが、アポトーシスにおける機能は不明であった。本研究では、53BP1がアポトーシス時に生じたヌクレオソームを核から細胞表層へ露出させる機構を明らかにし、その生理的意義として、マクロファージによるアポトーシス細胞の積極的な排除の促進を見出した。さらに、53BP1依存的にアポトーシス細胞表層へ露出したヌクレオソームには、補体制御因子が結合したことから、53BP1がアポトーシスに陥った自己細胞の自己抗原化を抑制することが示唆された。

研究成果

• [学会発表] 53BP1によるp53機能の制御 (2013)
  • 著者名/発表者名: 松井理,砂谷優実,逆井良,橋本光正,岩淵邦芳
  • 学会等名: 日本放射線影響学会第56回大会
  • 発表場所: 青森
  • 年月日: 2013-10-18
• [学会発表] カスパーゼによるXRCC4切断とXRCC4によるCADの核内移行促進機構の解明 (2013)
  • 著者名/発表者名: 砂谷優実,カムダールラディカパンカジ,シャルマムケシュクマール,松井理,逆井良,橋本光正,松本義久,岩淵邦芳
  • 学会等名: 日本放射線影響学会第56回大会
  • 発表場所: 青森
  • 年月日: 2013-10-18
• [学会発表] カスパーゼによるXRCC4切断とXRCC4によるCADの核内移行促進機構の解明 (2013)
  • 著者名/発表者名: 砂谷 優実, カムダール ラディカ パンカジ, シャルマ ムケシュ クマール, 松井 理, 逆井 良, 橋本 光正, 松本 義久, 岩淵 邦芳
  • 学会等名: 日本放射線影響学会第56回大会
  • 発表場所: ホテルクラウンパレス青森（青森県）
• [学会発表] 53BP1によるp53機能の制御 (2013)
  • 著者名/発表者名: 松井 理, 砂谷 優実, 逆井 良, 橋本 光正, 岩淵 邦芳
  • 学会等名: 日本放射線影響学会第56回大会
  • 発表場所: ホテルクラウンパレス青森（青森県）
• [学会発表] Regulation of p21-mediated G1/S Checkpoint by 53BP1 (2012)
  • 著者名/発表者名: Matsui T, Sunatani Y, Hashimoto M, Iwabuchi K.
  • 学会等名: The 35th Annual Meeting of the Molecular Biology of Japan
  • 発表場所: Fukuoka
  • 年月日: 2012-12-13
• [学会発表] Mechanism of Apoptosis Induction via Regulation of ASAP Complex by XRCC4 (2012)
  • 著者名/発表者名: Sunatani Y, Kamdar R. P, Sharma M. K, Matsui T, Hashimoto M, Matsumoto Y, Iwabuchi K.
  • 学会等名: The 35th Annual Meeting of the Molecular Biology Society of Japan
  • 発表場所: Fukuoka
  • 年月日: 2012-12-11
• [学会発表] テロメア末端融合における53BP1とRad18の機能解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 橋本光正,松井理,橋本優実,立石智,岩淵邦芳
  • 学会等名: 日本放射線影響学会第55回大会
  • 発表場所: 仙台
  • 年月日: 2012-09-08
• [学会発表] 53BP1によるp53機能の制御 (2012)
  • 著者名/発表者名: 松井理,橋本優実,橋本光正,岩淵邦芳
  • 学会等名: 日本放射線影響学会第55回大会
  • 発表場所: 仙台
  • 年月日: 2012-09-08
• [学会発表] アポトーシスで生じたXRCC4N末断片によるDNA非損傷性アポトーシスの制御機構 (2012)
  • 著者名/発表者名: 橋本優実, Kamdar R.P, Sharma M. K,松井理,橋本光正,松本義久,岩淵邦芳
  • 学会等名: 日本放射線影響学会第55回大会
  • 発表場所: 仙台
  • 年月日: 2012-09-08
• [学会発表] DNA二本鎖切断修復タンパク質XRCC4を介したアポトーシス制御機構の解明 (2012)
  • 著者名/発表者名: 橋本優実, Kamdar R.P, Sharma M. K,松井理,橋本光正,松本義久,岩淵邦芳
  • 学会等名: 第48回金沢医科大学医学会学術集会
  • 発表場所: 石川県内灘町
  • 年月日: 2012-07-21
• [学会発表] アポトーシスで生じたXRCC4N末断片によるDNA非損傷性アポトーシスの制御機構 (2012)
  • 著者名/発表者名: 橋本 優実
  • 学会等名: 日本放射線影響学会第55回大会
  • 発表場所: 東北大学川内北キャンパス（宮城県）
• [学会発表] Mechanism of Apoptosis Induction via Regulation of ASAP Complex by XRCC4 (2012)
  • 著者名/発表者名: Yumi Sunatani
  • 学会等名: The 35th Annual Meeting of the Molecular Biology Society of Japan
  • 発表場所: 福岡国際会議場・マリンメッセ福岡（福岡県）
• [学会発表] 53BP1によるp53機能の制御 (2012)
  • 著者名/発表者名: 松井 理
  • 学会等名: 日本放射線影響学会第55回大会
  • 発表場所: 東北大学川内北キャンパス（宮城県）
• [学会発表] Regulation of p21-mediated G1/S Checkpoint by 53BP1 (2012)
  • 著者名/発表者名: Tadashi Matsui
  • 学会等名: The 35th Annual Meeting of the Molecular Biology Society of Japan
  • 発表場所: 福岡国際会議場・マリンメッセ福岡（福岡県）
• [学会発表] テロメア末端融合における53BP1とRad18の機能解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 橋本 光正
  • 学会等名: 日本放射線影響学会第55回大会
  • 発表場所: 東北大学川内北キャンパス（宮城県）
• [学会発表] DNA二本鎖切断修復タンパク質XRCC4を介したアポトーシス制御機構の解明
  • 著者名/発表者名: 橋本 優実
  • 学会等名: 金沢医科大学医学会第48回学術集会
  • 発表場所: 金沢医科大学（石川県）