研究課題/領域番号 |
24710094
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
量子ビーム科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
近藤 孝文 大阪大学, 産業科学研究所, 助教 (50336765)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2012年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 量子ビーム産業応用 / 電子・エネルギー移動 / 高速反応の解析 / パルスラジオリシス / 吸収分光法 |
研究概要 |
フェムト秒パルスラジオリシスの測定波長を近赤外から紫外領域まで拡張し、代表的な非極性液体であるドデカン中でジェミネートイオン再結合の詳細な測定を行った。その結果、イオン化で最初に生成する励起ラジカルカチオンの間接的証拠を得た。芳香族捕捉剤により励起ラジカルカチオンの高い反応性を解明し、これまで困難だったラジカルカチオンのモル吸光係数を13950M-1cm-1、G値を2.5,初期イオン化G値を4.5と解明した。紫外領域で7 psのアルキルラジカル生成過程を観測した。ドデカンの放射線分解に、励起ラジカルカチオンが直接関与している可能性が高いことを見出し、放射線化学分野の重要な知見を得た。
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