研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、固体酸と呼ばれる超プロトン伝導体を対象として、プロトン伝導の3次元的なメカニズムと超プロトン伝導性の発現機構を理解する事にある.本研究では構造と超プロトン伝導性の関係を詳細に調べるため固体酸の混晶を研究対象として電気伝導度測定や結晶構造解析を行った。電気伝導度測定の結果,超プロトン伝導性の発現温度は混晶比率の変化とともに非線形に変化することがわかった.一方,中性子構造解析の結果、混晶の各組成でのSeO4四面体の歪みと相転移温度の間には線形の関係があることが明らかとなり,SeO4四面体の弾性歪みエネルギーと相転移温度が重要な関係にある事が示唆された.
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JPS Conf. Proc.
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巻: 1 ページ: 0120341-6
10.7566/jpscp.1.012034