研究成果の概要 |
本研究では、サケの白子由来のDNAから2次元および3次元テンプレートを調製して、そのテンプレートを金属化することで2次元および3次元無機ナノ材料を作製した。具体的に、DNAゲル(3次元構造)およびDNA薄膜(2次元ナノ構造)を用いて、水溶液からの金属イオン(Ag,Au,Pt,Pdなど)を高効率で濃縮した。DNAテンプレートの中に濃縮した金属イオンを還元することによりDNAゲルやDNA薄膜において分散した数nmサイズの金属ナノ粒子を作製できた。その2次元および3次元ナノ材料は、触媒として利用できることを明らかにして、触媒ナノ粒子に対してテンプレートの構造や組成などが与える影響を解明した。
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