研究課題
若手研究(B)
ヤママリンは昆虫の休眠に関与するペプチドである。また、肝がん腫瘍細胞の細胞増殖を抑制する活性をもつことからその応用が期待されるが、分子機構は不明である。本研究では、ヤママリンとフィブリラリンの相互作用の詳細を明らかにすることを目的とし、以下の成果をあげた。(1) 大腸菌発現系による組み換えフィブリラリンの大量調製および精製の方法を確立した。 (2) CD測定は、組み換えフィブリラリンが結晶構造と同じ二次構造を保持していることが明らかにした。 (3) ドッキング計算の結果は、ヤママリンは有意にフィブリラリン中央のポケットに結合することが明らかにし、ヤママリンが基質の結合を阻害することを示唆した。
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