研究課題
若手研究(B)
トリプロペプチン (TPPC) は、院内感染で問題となっている薬剤耐性菌 MRSA に対し、動物実験においても非常に優れた治療効果を示す。我々は、どのような機構で TPPC が、耐性菌 MRSA に作用するかを明らかにすることを目的に検討を行った。その結果、TPPC の分子内のカルボン酸が抗菌活性に必須であること、ならびに既に明らかにしている標的分子と TPPC の結合の強さを明らかにした。さらに固体 NMR を利用して詳細な分子レベルでの作用機序を明らかにするため、安定同位体でラベルした TPPC などを発酵生産した。
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