研究課題/領域番号 |
24710297
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 愛知大学 (2014) 早稲田大学 (2012-2013) |
研究代表者 |
田中 周 愛知大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (10579072)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ウイグル / 新疆 / 中国 / 民族問題 / 歴史認識 / ナショナリズム / 国家統合 / 国際情報交換 / 中国共産党 |
研究成果の概要 |
本研究は中国新疆ウイグル自治区の民族問題を、ウイグル族と漢族の歴史認識の相克という観点から分析した点が新しい。三年間の研究を通じて、中華人民共和国建国以降に体制側が語るウイグル史が漢族中心に硬化していく状況と、これに対抗する形でウイグル族自身によるウイグル史が再構築される状況を確認した。両者の歴史観の相違が民族間の軋轢を生むメカニズムを分析し、さらには「歴史」が民族と国家間の紛争およびその和解に果たす役割を、一般化・理論化して考察できたことは意義深い成果である。
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