研究課題/領域番号 |
24710302
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
首藤 若菜 立教大学, 経済学部, 准教授 (30323158)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 非正規雇用 / 総合スーパー / 百貨店 / 雇用調整 / 雇用区分 / 自動車産業 / 雇用保障 / グローバル化 / ドイツ / 組織化 / キャリア形成 / 技能伝承 |
研究成果の概要 |
本研究では、非正規雇用の拡大により、正規雇用に従来存在してきたジェンダーに基づく職域分離構造がどう変化してきたのかを検証した。小売業を対象に調査した結果、1990半ばから、2000年代半ばまで、各社は、正社員の絞り込みと非正規の増加を進め、行き過ぎた非正規化は、売上高の減少や販売実績の低下を引き起こした。経営は正規と非正規との間に、キャリア・アップしていく非正規層を作り出し、労組はそれらを組織化した。同時に従来存在してきた女性正社員層は縮小した。これは従来の「性」を基軸とした雇用区分から、「雇用形態」を基軸とした雇用区分への変化はあるものの、質的な変容はなく、「身分」制の再編に過ぎない。
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