研究課題/領域番号 |
24720029
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
印度哲学・仏教学
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研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
志賀 浄邦 京都産業大学, 文化学部, 准教授 (60440872)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 仏教論理学 / ジャイナ教論理学 / アルチャタ / ダルマキールティ / アカランカ / 内遍充 / 推理論 / 存在論 / 外遍充論 / 多面的実在論 / 国際情報交換(ドイツ・オーストリア) / 多面性論証 / 国際情報交換(インド) / パートラスヴァーミン / 実体と様態 |
研究成果の概要 |
本研究では、仏教論理学者アルチャタとジャイナ教論理学者達が存在論をめぐる諸問題に関して「対立」するものの、推理論あるいは遍充論においてはむしろ類似する思想を有しており、両者の間に「相互交渉」があったのではないかという可能性を提示した。両者の「対立」については、アルチャタ著『論証因一滴論注』に紹介されるジャイナ教思想とそれに対する批判部分のテキストを読解することを通して、アルチャタが想定していたジャイナ教思想がいかなるものであったかを明らかにした。また「相互交渉」に関しては、ジャイナ教徒パートラスヴァーミン及びアカランカとアルチャタの見解がいずれも内遍充論的傾向をもつという類似性を指摘した。
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