研究課題
若手研究(B)
本研究では、大正期の関西における新劇運動の実態を、「上演」および「東京との比較」という点に注目しながら調査・研究することを主眼とした。具体的には、文芸協会や築地小劇場の関西公演のほか、関西新劇の嚆矢とされる『幻影の海』の上演分析を行った。その結果、関西新劇の誕生に「宝塚」という場所が果たした大きな役割を明らかにすることができた。詳細は拙稿「宝塚と新劇(1) 宝塚のパラダイスと関西新劇の誕生」のとおりである。
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阪急文化研究年報
巻: 2号 ページ: 11-18
40019966458
巻: 2 ページ: 11-18