研究課題
若手研究(B)
歌舞伎台本を挿絵入りで刊行した本が19世紀初頭から発生する。これらは「絵入根本」と呼ばれるが、本研究はその成立から定着についての調査・分析を行った。当初は、歌舞伎小屋そのものも含め、読者に疑似体験させるような方向性も窺えるが、徐々に、テキストを読みながら各演目を役者の似顔絵とともに鑑賞する様式に定着してきたことが判明した。また、出版を手がけた本屋の戦略をも視野に入れ、新たなる商品として、絵入根本がどのように位置づけられたのかをも探った。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (4件)
国語と国文学
巻: 91巻5号 ページ: 63-74
読本研究新集
巻: 6 ページ: 5-20
130008158896