研究課題/領域番号 |
24720113
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
田村 隆 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (70432896)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 奈良絵本 / 板本 / 伊勢物語 / 源氏物語 / 竹取物語 / 挿絵 / 写本 / 絵巻 |
研究成果の概要 |
奈良絵本と板本の関係は、一般に奈良絵本に基づいて板本が製作されたと考えられることが多いが、本研究では逆に「板本に基づいて製作された奈良絵本」という見方に立って、『伊勢物語』、『竹取物語』、『源氏物語』などの奈良絵本・絵巻および物語本文の考察を進めた。『伊勢物語』については初段の挿絵二図に描かれた紅葉・桜に着目し、初段の絵を二段の絵と誤解するに至る経緯を考察した。『竹取物語』については東京大学文学部国文学研究室所蔵の『竹取物語絵巻』の本文系統や挿絵の特徴について明らかにした。『源氏物語』については室町期から江戸期にかけての諸本の本文を検討し、奈良絵本の時代に用いられた本文の生成過程を考えた。
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