研究課題/領域番号 |
24720125
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 安田女子大学 (2014) 香川大学 (2012-2013) |
研究代表者 |
田多良 俊樹 安田女子大学, 文学部, 准教授 (40510467)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | アイルランド文学 / アイルランド大飢饉 / 記憶 / 政治性 / 帝国主義 / 民族主義 / 現代アイルランド小説 / James Joyce / Joseph O'Connor / John Banville / Louis J. Walsh / Liam O'Flaherty / Frank O'Connor / 記憶の継承 / 国際研究者交流・アイルランド |
研究成果の概要 |
本研究では、19世紀半ばに発生したアイルランド大飢饉が、それを直接には体験してない小説家によって、どのように描かれてきたのかを検討した。その結果、20世紀初頭から現在に至るアイルランド作家のなかには、大飢饉の記憶を民族主義的に継承するタイプと、大飢饉をめぐるイギリスとアイルランドの対立を乗り越えようとするタイプの2つの潮流があることが判明した。この点は、ある国家の歴史的悲劇に対する文学的応答の例として、震災後の現代日本社会にとっても意義を持つと考えている。
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