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〈アンチ〉エイジングと1920年代アメリカ短篇小説

研究課題

研究課題/領域番号 24720127
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 英米・英語圏文学
研究機関群馬県立女子大学

研究代表者

橘 幸子  群馬県立女子大学, 文学部, 講師 (40589561)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2014-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2012年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードアメリカ文学 / フィッツジェラルド / アンチエイジング / エイジング / 1920年代アメリカ短篇小説
研究概要

平成24年度は、本研究課題「<アンチ>エイジングと1920年代アメリカ短篇小説」の中核となる1920年代の雑誌掲載短篇小説を、アメリカ出張によって、徹底的かつ網羅的に読み込む、3年間の研究の基盤をなす活動が中心となった。平成24年8月に、アメリカワシントンの「国立国会図書館」、ボストンの「ボストン・パブリック・ライブラリー」、ニューヨークの「ニューヨーク・パブリック・ライブラリー」で調査を行った。具体的には雑誌Saturday Evening Postの膨大な数の短篇を相当量読解した。二度目の調査は平成25年3月にロサンジェルスの「ハンティントン図書館」で行った。この海外出張では雑誌短編を引き続き検証するとともに、1920年代当時の広告や図像を調査し、データベースの構築を開始した。
また大阪大学で開催された研究会で本課題に関する研究発表「若作りにご用心―1920年代の若さ崇拝と『グレート・ギャッツビー』―」を行った。最大の成果は、『<アンチ>エイジングと英米文学』という共著を出版するに至る一連の研究や作業を行ったことである。共著である本書は英宝社から平成25年4月に発行される。これは大阪大学で行った研究会の本年度の集大成であり、研究代表者の橘は上記研究発表を彫琢した論文を掲載するとともに、執筆者である森本道孝氏(近畿大学)、市橋孝道氏(新潟大学)、関良子(高知大学)、服部典之氏(大阪大学)などと編集作業に携わった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成24年度は基盤となる文献読解を行うことが主眼であり、研究計画通りおおむね順調に進展した。研究発表を行うことができ、研究課題に密接に繋がる著書(共著)の執筆も行い、出版に至る校正作業等もすべて終えることができた。その意味で、順調に進行していると言える。

今後の研究の推進方策

1920年代の大衆小説を載せたSaturday Evening Postや文学小説を発表したSaturday Evening Postなど、雑誌に掲載された短篇は膨大な数があり、二年度目となる平成25年度も引き続き基盤となる、マイナーな短篇を海外出張により資料収集や調査を行う予定である。また大衆紙であるSaturday Evening Postと編集方針が違い、文芸的に価値がある短篇を掲載し、才能ある新人作家を発掘した雑誌Smart Setと比較検討も始める。
大阪大学で行われる予定となっている研究会で今後も研究発表を行う。一年目に引き続き、成果論文執筆も積極的に推進する。

次年度の研究費の使用計画

平成25年8月、および平成26年3月に、大英図書館を中心に海外出張を行い、引き続き1920年代の雑誌掲載短篇小説調査を行う。大阪大学や国立国会図書館等に国内出張も行い、研究発表や意見交換を行い、本研究課題への洞察を深める。

報告書

(1件)
  • 2012 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 その他

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 若作りにご用心ーー1920年代の若さ崇拝と『グレート・ギャッツビー』

    • 著者名/発表者名
      橘幸子
    • 学会等名
      「<アンチ>エイジングと英米文学」研究会
    • 発表場所
      大阪大学文学研究科
    • 関連する報告書
      2012 実施状況報告書
  • [図書] <アンチ>エイジングと英米文学2013

    • 著者名/発表者名
      橘幸子ほか
    • 総ページ数
      150
    • 出版者
      英宝社
    • 関連する報告書
      2012 実施状況報告書

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公開日: 2013-05-31   更新日: 2019-07-29  

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