研究課題/領域番号 |
24720152
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学(英文学を除く)
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研究機関 | 京都大学 (2013-2014) 滋賀大学 (2012) |
研究代表者 |
川島 隆 京都大学, 文学研究科, 准教授 (10456808)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | ジェンダー / ナショナル・アイデンティティー / 国民意識 / 異文化表象 / 他者像 / ステレオタイプ / スイス像 / ポップカルチャー / アイデンティティ形成 / スイス / ヨハンナ・シュピーリ / 「アルプスの少女ハイジ」 / ドイツ語圏 / 文化史 / アメリカ像 |
研究成果の概要 |
近代社会において成立した男女観は、新たなレトリックによる男女差別の正当化という側面を含んでいる。それは19世紀末から20世紀初頭にかけての時期、ドイツ語圏で遅まきながら女性の社会進出が進むなかで、極端な女性嫌悪の風潮へと行き着いた。興味深いことに、ヴァイニンガー、クラウス、カフカなどのユダヤ系男性知識人においては、こうしたジェンダー観が自らの民族意識と交錯している。つまり、ネガティブな意味での「女性」の像が「ユダヤ人」の像と重ね合わされているのである。本研究では、この重なり合いの現象を出発点に、ナショナル・アイデンティティ(民族意識、国民意識)の形成とジェンダー規範の相互作用を追った。
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