研究課題/領域番号 |
24720160
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学(英文学を除く)
|
研究機関 | 神戸女学院大学 |
研究代表者 |
大橋 完太郎 神戸女学院大学, 文学部, 准教授 (40459285)
|
研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2014年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 唯物論 / 啓蒙思想 / 怪物性 / 技芸=芸術 / 寄生、貧困 / 国際研究者交流(オランダ・フランス) / 啓蒙期社会思想 / 社会状況と芸術作品 / ディドロ / ルソー / 狂気 / 寄食者 / 経済 / 音楽 |
研究成果の概要 |
本研究の成果として主に二つのものをあげることができる。1)ディドロの非人間的概念が現代の哲学に対して持ちうる有効な射程を確認することができた。2)18世紀を中心的背景とした歴史的な読解においても、ディドロの思想がもつ独自の意味を提起することができた。1)については、リオタールの「非人間的概念」の中核にあるディドロの唯物論の有効性を人間技術との関係において明らかにすることができた。2)についても、当時主流であった奢侈についての議論に加えて、ディドロが自らの哲学の固有性として「貧なるもの」の可能性を担保していたことが明らかとなった。
|