研究課題
若手研究(B)
本研究は、日英語の所有構文および関連する構文を意味語用論的な観点から考察し、主に次の点を明らかにした。(1) 所有動詞の受動可能性は、過程(process)という意味的概念によって決定される。(2) 所有構文および獲得動詞を含む構文の定性効果は、当該構文がどのような文脈で用いられ、どのような解釈を得るのかという語用論的な観点から説明する必要がある。(3) 英語と違い、日本語の所有構文に定性効果が生じない場合、目的語名詞句は必ず新情報を担わなければいけない。(4) 所有構文および獲得動詞を含む構文の定性効果は、there構文にみられる定性効果とは異なり、目的語名詞句の情報構造に特別な指定はない。
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Meaning, Frames, and Conceptual Representation
巻: ‐ ページ: 73-91
高崎健康福祉大学紀要
巻: 13 ページ: 125-137
40020474443
高崎健康福祉大学 紀要
巻: 第12号 ページ: 115-125
40006579229