研究課題
若手研究(B)
本研究課題は、唐代仏教史をユーラシア史的な文脈のなかに位置づけることを目指すものである。まず、国家事業として実施された経典翻訳などの仏教事業に着目し、それらの事業を実施した集団の人的構成の特徴を整理した。特に、外来人については、彼らの来唐から仏教事業に参加するまでの経緯を明らかにした。そして、これらの仏教事業とユーラシア情勢などの現実的な諸問題との関連性を解明した。また、唐代中国で刷新された仏教は、唐滅亡後のユーラシア東部の多極化のなかで、各地域の王権に如何に受容されるのかを、沙陀の建てた後唐を例に取り上げて考察した。
すべて 2016 2014 2013 2012 その他
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 1件)
粟特人在中国:考古発現与出土文献的新印証
巻: 印刷中
ソグド人と東ユーラシアの文化交渉
巻: なし ページ: 46-60
日本史研究
巻: 615 ページ: 79-102
唐研究
巻: 18