ビザンティン・ヘシカズムの歴史的研究─東方キリスト教神秘主義の起源と展開

• 研究課題/領域番号: 24720341
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 西洋史
• 研究機関: 静岡県立大学
• 研究代表者: 橋川 裕之 静岡県立大学, 国際関係学部, 講師 (90468877)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: ヘシカズム / 正教会 / グリゴリオス・パラマス / アトスのニキフォロス / シナイのグリゴリオス / 神秘主義 / ミハイル・プセロス / 新神学者シメオン / ビザンティン帝国 / ギリシャ正教 / アトス山 / ニキタス・スティタトス / パラマス / バルラアム / プロコピオス / プセロス / ビザンツ帝国 / ニキフォロス・グリゴラス

研究成果の概要

本研究はビザンツ帝国のキリスト教、すなわち正教の信仰生活に関連して成立した、ヘシカズムと呼ばれる神秘主義について、その起源と展開の解明を目指したものである。本研究の主たる成果は、心身技法をともなう形式の神秘主義的霊性がアトスのニキフォロスによりテクストにおいて定式化された13世紀半ばよりも前に、何らかの、具体的には明かされない神秘主義的実践の伝統があったことを示した点にある。

研究成果

• [雑誌論文] プロコピオス『秘史』──翻訳と註（3） (2015)
  • 著者名/発表者名: 橋川裕之・村田光司
  • 雑誌名: 早稲田大学高等研究所紀要 巻: 7 ページ: 41-70
  • NAID: 120005754818
  • オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] プロコピオス『秘史』─翻訳と註(2) (2014)
  • 著者名/発表者名: 橋川裕之、村田光司
  • 雑誌名: 早稲田大学高等研究所紀要 巻: 6 ページ: 77-97
  • NAID: 120005754814
• [雑誌論文] プロコピオス『秘史』─翻訳と註（１） (2013)
  • 著者名/発表者名: 橋川裕之、村田光司
  • 雑誌名: 早稲田大学高等研究所紀要 巻: 5 ページ: 81-108
  • NAID: 120005300831
• [学会発表] プロコピオスの『秘史』とその歴史叙述の技法について (2014)
  • 著者名/発表者名: 橋川裕之
  • 学会等名: 静岡県立大学フォーラム
  • 発表場所: 静岡県立大学
  • 年月日: 2014-09-26
• [学会発表] ビザンティン・カッパドキアのコンスタンティヌスとヘレナ
  • 著者名/発表者名: 橋川裕之
  • 学会等名: ＵＳフォーラム２０１３
  • 発表場所: 静岡県立大学
• [図書] 「初期オスマン社会に生きるギリシャ人─グリゴリオス・パラマスの囚われの旅と証言」、森原隆編『ヨーロッパ・「共生」の政治文化史』 (2013)
  • 著者名/発表者名: 橋川裕之 （分担執筆）
  • 出版者: 成文堂