研究課題/領域番号 |
24730004
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎法学
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研究機関 | 北海学園大学 |
研究代表者 |
菅原 寧格 北海学園大学, 法学部, 准教授 (20431299)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 法哲学 / 法思想史 / コミュニケーション / ウェーバー / ヤスパース / アレント / ハーバーマス / 熟議民主主義 |
研究成果の概要 |
本研究では、コミュニケーションに着目し、熟議民主主義が正当性と正統性を獲得し得る条件を探った。そこで得られた成果は概ね次の三点である。 まず、①現代の討議倫理学やコミュニケーション理論の先駆けであるハーバーマス思想の基盤として、ウェーバーとヤスパースからアレントへ至る思想系譜が確認された。その結果、②「コミュニケーション」の概念は、従来の古典的な「哲学」理解を超えた、「哲学すること」という思想地平で開かれてくることが明らかになった。従って、③正当性と正統性を備えた熟議の成立条件は、個々の「哲学すること」を踏まえた人間の複数性において構想される「コミュニケーション」に依拠することが示された。
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