研究課題
若手研究(B)
本研究は、「犯罪が増加した」と認識される十九世紀の盗案に関して、嘉慶・道光期における裁判制度上の変化を解明し、清代刑事裁判制度における十九世紀の特徴を明らかにするものである。その変化として、裁判手続上の変化、刑罰やその執行方法の変化、制度運用上の変化、成文法上の変化が挙げられるが、その多くが裁判の費用の不足に由来するものであった。そして地方の様々な対策を中央が追認したことにより刑事裁判における分権化が進展したことが、この時期の最大の特徴であった。
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専修法学論集
巻: 121巻(印刷中)
120006785185