冷戦終結が北朝鮮政治体制に与えた影響に関する研究

• 研究課題/領域番号: 24730124
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 政治学
• 研究機関: 慶應義塾大学
• 研究代表者: 礒崎 敦仁 慶應義塾大学, 法学部, 講師 (40453534)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円); 2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
• キーワード: 北朝鮮 / 金正日 / 政治体制

研究成果の概要

冷戦終結、とりわけソ連・東欧の社会主義体制崩壊が北朝鮮の政治体制に与えた影響について、新資料と従来資料の照合作業で検証を進めた。北朝鮮には軍が国家の礎であるとの考え方があったものの、「先軍政治」を掲げるようになった直接的な契機は冷戦終結にあった、というのがこれまでの研究で得られた知見であり、本研究を通じて冷戦終結が北朝鮮の政治体制に決定的な影響を及ぼしたと結論付けられた。

研究成果

• [雑誌論文] The Relationship between Japan and North Korea in the Early Stages of the Kim Jong-un Administration (2015)
  • 著者名/発表者名: ISOZAKI Atsuhito
  • 雑誌名: 教養論叢 巻: 136 ページ: 121-139
  • NAID: 40020379015
  • 謝辞記載あり
• [雑誌論文] 2013年の金正恩「労作」検証 (2014)
  • 著者名/発表者名: 礒崎敦仁
  • 雑誌名: 紀要国際情勢 巻: 84 ページ: 13-31
• [雑誌論文] 2012年の金正恩「労作」検証 (2013)
  • 著者名/発表者名: 礒崎敦仁
  • 雑誌名: 国際情勢 巻: 83 ページ: 11-23
• [学会発表] 北朝鮮観光と日本人 (2014)
  • 著者名/発表者名: ISOZAKI Atsuhito
  • 学会等名: 第1回世界北韓学学術大会
  • 発表場所: 韓国・延世大学校
  • 年月日: 2014-10-29
  • 招待講演
• [学会発表] 北朝鮮の個人支配体制 (2014)
  • 著者名/発表者名: 礒崎敦仁
  • 学会等名: 日本比較政治学会2014年度研究大会 分科会C「個人支配体制の地域間比較」
  • 発表場所: 東京大学本郷キャンパス（東京）
  • 年月日: 2014-06-28
• [図書] 北朝鮮の法秩序－その成立と変容 (2014)
  • 著者名/発表者名: 藤井新、平岩俊司、鐸木昌之、坂井隆、礒崎敦仁
  • 総ページ数: 309
  • 出版者: 世織書房
• [図書] 東アジア分断国家―中台・南北朝鮮の共生は可能か (2013)
  • 著者名/発表者名: 今村弘子、星野昌裕、松田康博、王大鵬、中戸祐夫、礒崎敦仁、三村光弘
  • 総ページ数: 235
  • 出版者: 原書房
• [図書] 朝鮮半島の秩序再編 (2013)
  • 著者名/発表者名: 小此木政夫
  • 出版者: 慶應義塾大学出版会
• [図書] 新聞・テレビが伝えなかった北朝鮮 (2012)
  • 著者名/発表者名: 小倉紀蔵
  • 出版者: 角川書店