研究課題
若手研究(B)
本研究は、日英同盟がなぜ、どのようにして廃棄に至ったのかを、一次史料に基づいて解明することを目的としたものである。本研究では、日本が第一次世界大戦に積極的に参戦し、中国に対華二十一ヵ条要求を提出する過程で、イギリスの対日不信感が増大したという事実を重視し、この間の日英関係の分析に主力を注いだ。分析にあたっては、国際的要因、世論要因、経済要因という三点を重視した。本研究の意義は、第一次世界大戦期の日本の積極的勢力拡張政策が、戦前期日本外交の基軸であった日英同盟を崩壊させ、日本を国際的に孤立させる要因として極めて重要な意味を持っていたことを明らかにしたことにある。
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加藤高明『滞英偶感』(中公文庫)
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法学論叢
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伊藤之雄編著『原敬と政党政治の確立』(千倉書房)
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山室信一・岡田暁生・小関隆・藤原辰史編『現代の起点 第一次世界大戦』 第1巻(岩波書店)
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Tosh Minohara, Tze-ki Hon and Evan Dawley eds., The Decade of the Great War: Japan and the Wider World in the 1910s, Brill
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小林道彦・高橋勝浩・奈良岡聰智・西田敏宏・森靖夫編『内田康哉関係資料集成』第1巻(柏書房)
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