人口減少社会における職種からみた女性の継続就業と再就職に関する実証分析

• 研究課題/領域番号: 24730258
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 経済政策
• 研究機関: 一橋大学 (2014); 慶應義塾大学 (2012-2013)
• 研究代表者: 野崎 華世 一橋大学, 経済研究所, 日本学術振興会特別研究員(PD) (40588927)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 経済政策 / 職種 / 女性労働 / 労働経済学

研究成果の概要

本研究では、わが国における出産前後の女性の就業継続と職業との関連について分析を行った。その結果、第一に、専門職と製造職で就業継続確率が高い傾向が見られ、職種によって継続確率に差があることを確認した。第二に、就業継続率の高い専門職や製造職では、保育所の利用や親との同居など育児サポートの利用率が高いことを示した。第三に、出産前の職業経験と出産前に退職した女性の再就職確率に有意な相関がないことを示し、出産後の再就職に出産前の職業経歴が活かされていない可能性があることを示した。

研究成果

• [雑誌論文] 貧困と幸福―相対的剥奪の実証分析 (2015)
  • 著者名/発表者名: 野崎華世
  • 雑誌名: 統計 巻: Vol.66, No.5
• [雑誌論文] 「慶應義塾家計パネル調査(KHPS)」と「日本家計パネル調査(JHPS)」におけるLongitudinal / Cross-sectionalウェイトおよびパネル統合ウェイトの作成 (2014)
  • 著者名/発表者名: 石井加代子・野崎華世
  • 雑誌名: 三田商学研究 巻: Vol.57, No.4 ページ: 123-145
• [学会発表] 日本における女性の出産と就業に関する分析－JGSS-2009/2013 ライフコースパネル調査を用いた分析（４） (2015)
  • 著者名/発表者名: 野崎華世
  • 学会等名: 2014年度JGSS 研究報告会
  • 発表場所: 大阪商業大学, 東大阪市, 大阪府
  • 年月日: 2015-02-13
• [学会発表] Dynamics of Educational Inequality among Children in Japan: Findings from the First Four Years of the Japan Child Panel Survey (2014)
  • 著者名/発表者名: Hideo Akabayashi, Ryosuke Nakamura, Michio Naoi, Kayo Nozaki, Shinpei Sano, Wataru Senoh, Chizuru Shikishima and Jun Yamashita
  • 学会等名: 第３回 教育経済・教育政策研究コンフェレンス
  • 発表場所: 慶應義塾大学, 港区, 東京都
  • 年月日: 2014-12-20
• [学会発表] An Analysis of the Relationship between Occupation and Women Who Continue Working after Childbirth in Japan (2014)
  • 著者名/発表者名: Kayo Nozaki
  • 学会等名: The 14th International convention of the East Asian Economic Association
  • 発表場所: Chulalongkorn University, Bangkok, Thailand
  • 年月日: 2014-11-02
• [学会発表] Dynamics of Educational Inequality among Children in Japan: Findings from the First Four Years of the Japan Child Panel Survey (2014)
  • 著者名/発表者名: Hideo Akabayashi, Ryosuke Nakamura, Michio Naoi, Kayo Nozaki, Shinpei Sano, Wataru Senoh, Chizuru Shikishima and Jun Yamashita
  • 学会等名: The 20th International Panel Data Conference
  • 発表場所: Hitotsubashi Hall, Chiyoda-ku, Tokyo
  • 年月日: 2014-07-10
• [学会発表] Longitudinal and Cross-sectional Weighting Methodology of Keio Household Panel Survey and Japan Household Panel Survey (2014)
  • 著者名/発表者名: Kayoko Ishii and Kayo Nozaki
  • 学会等名: The 20th International Panel Data Conference
  • 発表場所: Hitotsubashi Hall, Chiyoda-ku, Tokyo
  • 年月日: 2014-07-09
• [学会発表] An Analysis of the Relationship between Occupation and Women Who Continue Working after Childbirth in Japan
  • 著者名/発表者名: Kayo Nozaki
  • 学会等名: The 12th International Conference of the Japan Economic Policy Association
  • 発表場所: Sapporo University, Hokkaido, Japan
• [学会発表] An Analysis of the Relationship between Occupation and Women Who Continue Working after Childbirth in Japan
  • 著者名/発表者名: Kayo Nozaki
  • 学会等名: Population Association of America 2014 Annual Meeting
  • 発表場所: Boston Marriott Copley Place, Massachusetts, USA
• [学会発表] The Youth Labor Market and Occupation in Japan: An Analysis of JGSS Cumulative Data 2000-2010
  • 著者名/発表者名: 野崎華世
  • 学会等名: JGSS Symposium 2012
  • 発表場所: Osaka University of Commerce
• [学会発表] 乳幼児の母親の就業と子どものアウトカムとの関係
  • 著者名/発表者名: 野崎華世
  • 学会等名: 市場の高質化と市場インフラの総合的設計・パネル調査共同研究拠点合同ワークショップ
  • 発表場所: 慶應義塾大学
• [図書] 「乳幼児期における母親の就業が子どもの成長に与える影響」樋口美雄・赤林英夫・大野由香子・慶應義塾大学・パネルデータ設計・解析センター編『働き方と幸福感のダイナミズムー家族とライフサイクルの影響』 (2013)
  • 著者名/発表者名: 野崎華世
  • 総ページ数: 18
  • 出版者: 慶應義塾出版会
• [図書] 「乳幼児期における母親の就業が子どもの成長に与える影響」樋口美雄・赤林英夫・大野由香子・慶應義塾大学・パネルデータ設計・解析センター編『働き方と幸福感のダイナミズムー家族とライフサイクルの影響』 (2013)
  • 著者名/発表者名: 野崎華世
  • 総ページ数: 18
  • 出版者: 慶應義塾大学出版会