研究課題
若手研究(B)
本研究では、ハンセン病経験者の生活の全体像を把握し、その生を多面的に支えるために、ハンセン病経験者や関連諸主体に対する聞き取り調査を実施した。それらのデータをもとに、社会的困難を抱えた退所者が社会参加を進めていく上で、「退所者の会」が果たす役割を分析するとともに、ハンセン病経験者間の繋がりの有効性と課題について考察した。また、療養所のソーシャルワークの特性を明らかにし、入所者の家族・社会関係の拡大に向けた支援を志向するソーシャルワーカーが抱えている理想と現実とのジレンマを示した。
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インターナショナル ナーシング レビュー
巻: 35(3) ページ: 118-128