研究課題/領域番号 |
24730530
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
奥村 太一 上越教育大学, 学校教育研究科(研究院), 准教授 (90547035)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 階層的線形モデル / 単一事例実験 / メタ分析 / マルチレベル分析 |
研究成果の概要 |
本研究では、階層的線形モデル(HLM)によって単一事例実験によって得られたデータをメタ分析した場合、公表バイアスがどのような要因によってどの程度発生するかを検証した。その結果、明らかになったことは以下の3点である。(1)国内で発表された単一事例実験の効果量はいずれも大きく歪んで分布しており、公表バイアスの存在が疑われる。(2)処置前値によって対象者をスクリーニングした場合、平均への回帰によって本来は存在しない処置効果が検出されることがしばしばある。(3)統計的に有意かどうかによって公表の有無が左右されていた場合、メタ分析によって本来は効果のない処置が相当高い効果があると評価される可能性がある。
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