研究課題/領域番号 |
24730550
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
中道 圭人 静岡大学, 教育学部, 准教授 (70454303)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 幼児 / 発達 / 反事実的思考 / 反実推論 / 因果推論 / 領域特殊 / 認知発達 / 反事実 / 推論 |
研究成果の概要 |
反事実的思考とは「実際の事柄とは別の可能性を考える思考」である。本研究では反事実的思考の発達を検討するため,主に4つの実験を行った。実験1では,幼児の反事実的思考とふり遊びの関連を示した。実験2・3では,異なる構造(因果的連鎖)を持つ課題を用いて実験を行った。その結果,課題構造にかかわらず,心理領域での反事実的思考は5歳までに可能になるが,物理領域での反事実的思考は5歳でさえ困難なことを示した。実験4では,幼児の物理領域での困難さが,物理的な出来事の変容可能性の低さに起因する可能性を示した。これらの結果は,幼児期の反事実的思考の発達が一律に進むのではなく,領域によって異なる可能性を示唆した。
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