研究課題
若手研究(B)
対象までの距離が変わると対象の奥行きを示す両眼視差や輻輳角が変化する.本研究では,視覚系がこうした距離の変化の情報を利用してどのように奥行きをスケーリングしているかを検討した.実験の結果,観察者が移動したときの両眼視差の動的な変化の情報自体は,奥行きの正しいスケーリングに影響を及ぼさないこと,輻輳角による対象の奥行き定位は刺激の物理的位置に依存すること,輻輳角による奥行きのスケーリングの特性は,対象内,対象間の奥行きで異なる可能性があることを示した.
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Japanese Psychological Research
巻: Vol. 54, No. 1 ページ: 27-37