研究課題
若手研究(B)
加齢により低下する認知機能は多くある。本研究の目的は、認知活動の中でも、必要な情報を効率的に選択する注意機能において、情報選択時の事前情報の影響を調べ、加齢による機能低下がない状況を明らかにすることである。視覚探索時に高齢者は意図的に事前情報を利用することが若齢者に比べ難しいが、事前情報を非意図的に利用することは若齢者と同程度にできる。本研究ではこの違いが事前情報の何によりもたらされているか、視覚特性と反応特性に切り分け検討した。その結果、若齢者に比べ、高齢者は事前情報に反応することでは非効率的な利用しかできず、事前情報に反応せず見るだけでは効率的な利用を可能とする条件があることが示された。
すべて 2014 2013
すべて 学会発表 (1件) 図書 (3件)