研究課題
若手研究(B)
本研究では、格子QCDシミュレーションを通じて導出された南部-ベーテ-サルピーター波動関数を結合チャンネルシュレディンガー方程式に適用し、ストレンジネスS=-2の系の中で特に重要と思われるΛ-Λ相互作用について研究を行った。この系はクォーク模型で予言されているH-ダイバリオン状態と密接に関係しており、この状態の存在可能性をΛ-Λの散乱位相差を通じて調べた。本研究で、クォーク質量が重たい場合には、Λ-Λ状態よりも小さなエネルギー状態としてH-ダイバリオンが存在している事を発見し、その状態がクォーク質量の減少に連れて、共鳴状態となる事を格子QCD計算によって明らかにした。
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