研究課題/領域番号 |
24740166
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
仲野 英司 高知大学, 教育研究部自然科学系, 講師 (70582477)
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研究協力者 |
BENGT Friman GSI, Theory division, 博士
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 輸送現象 / 強相関系 / カイラル相転移 / ボーズ・アインシュタイン凝縮 / 非摂動的手法 / 輸送係数 / ボソン・フェルミオン混合系 / 繰り込み群 / 低エネルギー有効理論 / 強相関 / 繰り込み群方程式 |
研究概要 |
有限密度・温度におけるQCDやユニタリティ近傍における冷却原子多体系などの強く相関する系の輸送現象を非摂動的に定式化する方法の開発を行った。低エネルギー及び長波長極限の非平衡状態を特徴づける輸送係数を評価するために、微視的な自由度から出発するより一般的な方法として汎関数繰り込み群の方法を適用した。また、相補的な手法として対称性を基にした有効理論を用いて、カイラル凝縮やボーズ凝縮の相転移近傍における輸送係数の評価を試みた。主に自発的対称性の破れを示す相で有効な定式化を行ったが、有効な低エネルギー自由度が繰り込み群において自動的に生成されることを確かめるに至らず、いくつかの課題が残った。
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