研究課題/領域番号 |
24740221
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
宇田川 将文 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (80431790)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 幾何学的フラストレーション / 量子ホール効果 / スピンアイス / パイロクロア格子 / 分数量子ホール効果 / Weyl半金属 / カイラリティー / パイロクロア化合物 / 磁気多極子 / ドメイン壁 |
研究成果の概要 |
本研究計画ではcomplete graphの一つの種類であるパイロクロア格子上における電子系についての解析を行ない、様々な成果を得た。特に,All-in/All-out型磁気秩序相の物性についてドメイン壁の観点から定性的な説明を与え,ドメイン壁の電流による制御可能性を議論した。また、伝導スピンアイス系におけるモノポールリングと呼ばれる多量体励起の存在可能性と,Pr2Ir2O7において観測された自発ホール効果との関係性の示唆,また,層状パイロクロア化合物においてWeyl半金属由来の表面状態に相互作用を印加した際に生じる可換及び非可換分数量子ホール状態の発現可能性について特筆すべき成果を挙げた。
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