研究課題
若手研究(B)
本研究ではBi系トポロジカル絶縁体について高圧下の電気抵抗測定と放射光X線回折を行い、圧力誘起超伝導を主とする高圧物性を研究した。Cu0.25Bi2(Te1-xSex)3では、Te組成がx=0.01と0.1について超伝導探索を行い、10万気圧以上でTc~5Kの超伝導を見出した。x=0.01では構造解析を行い、約10万気圧から形成される単斜晶系の高圧相が超伝導に寄与することを明らかにした。一方、常圧で高い絶縁性を示すBi2Te2Seでは8万気圧以上でTc~3Kの超伝導を見出した。このとき常伝導領域は未だ半導体的な振舞いであり、トポロジカル絶縁体が超伝導になった可能性が推測された。
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Journal of Physics : Conference Series, IOP Publishing
巻: 500巻19号 ページ: 192003-192003
Journal of Physics: Conference Series
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