研究課題
若手研究(B)
フェルダジルラジカルを用いて多彩な新規量子スピン系の合成に成功した。第一原理分子軌道計算及び磁気測定の解析により、それらの磁気モデルを定量的に明らかにした。梯子の足方向に強磁性的な相関を持つ3種類のスピンラダー物質3-Cl-4-F-V、3-Br-4-F-V、3-I-Vにおいては、それぞれ低次元性とフラストレーションの効果で特異な磁気状態が観測された。3-I-Vの飽和磁場近傍に現れた非自明な磁気状態は、スピン多極子秩序である可能性が考えられた。4倍周期構造も持つ反強磁性一次元鎖β-2,6-Cl_2-Vにおいては、基底状態を摂動計算により考察することで、多彩な実効的量子状態の形成を明らかにした。
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