研究課題/領域番号 |
24740273
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
原子・分子・量子エレクトロニクス
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
根来 誠 大阪大学, 基礎工学研究科, 助教 (70611549)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2012年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | スピン増幅(スピンアンプ) / 核磁気共鳴(NMR) / 動的核偏極(DNP) / 光励起三重項 / ペンタセン(pentacene) / p-ターフェニル(p-terphenyl) / ハミルトニアンエンジニアリング / スピン格子緩和(T1) / スピン格子緩和(T1) / 量子非破壊測定(QND) / 核磁気共鳴(NMR) / スピン拡散 |
研究概要 |
室温下で分光信号を10倍以上増幅することに成功した。光励起三重項電子を用いた動的核偏極によって、室温で34%の高偏極率を得ることに成功した。よって、サンプルを室温に保ったままでも、高偏極化とスピン増幅によって10万倍以上の高感度化が可能となることを示した。合成した1-13C-1-フルオロ-p-ターフェニルを用いて、利得14倍の非破壊スピン増幅器の実装に成功した。平均ハミルトニアン理論と最適制御理論に基づいて、高精度な量子ゲートを実現するパルスを数値的に導出する方法を考案した。量子ゲートの忠実度や初期状態の偏極率がある閾値を超えたときに、スケーラブルに高利得化が可能になる再生増幅回路を考案した。
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