研究課題/領域番号 |
24740286
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物物理・化学物理
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
辰巳 創一 東京工業大学, 理工学研究科, 助教 (50533684)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2012年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 化学物理 / ガラス転移 / 誘電緩和 / 液液転移 / 過冷却液体 / 単純系 / 細孔凝縮法 / 断熱型熱量計 |
研究概要 |
過冷却液体の熱的な性質をシクロヘキサン,四塩化炭素,ネオペンタンのような強い分子間相互作用を持たない物質をガラス化させて調べ,普遍性を探った.普通のガラス転移温度は物質の融点の1/2 - 2/3程度になることが経験的に知られているが,これらのガラス転移温度は共通してそれより小さくなった. ガラス転移温度が下がることで,130 K付近に液体の構造化に伴う熱容量のハンプを発見した.この熱容量のハンプは高温液体相から安定な低温液体相への転移と関連している.特にシクロヘキサンは,154 Kに鋭い熱容量の飛びを伴う1次転移が存在し,液液転移を単一分子液体において熱容量のかたちで確かめた最初の例となった.
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