研究課題/領域番号 |
24740292
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物物理・化学物理
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研究機関 | 東京農工大学 (2014) 九州大学 (2012-2013) |
研究代表者 |
柳澤 実穂 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 特任准教授 (50555802)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2013年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2012年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 細胞モデル / 界面張力 / 細胞接着 / 細胞組織モデル / 自己組織化 / ソフトマター / 多細胞モデル / ベシクル / 生体高分子 / 相分離 / 生物物理 / 膜界面 |
研究成果の概要 |
生物を形作る細胞は、機能に適した形態と内部構造を備えている。我々は、この細胞形状と構造の制御機構を明らかにするために、細胞組織における細胞の空間配置と細胞間接着力に着目し、それらの相関関係を、複数の細胞サイズ液滴からなる細胞組織モデルを用いて調べた。細胞の空間配置が関与しない二細胞モデルでは、細胞間接着力が細胞表面の界面張力と、細胞膜と細胞内の高分子との相互作用によって決定されることが示された。一方、多細胞モデルでは、細胞の空間配置と接着力が、細胞内に含まれる高分子の構造形成を介して互いに影響し合うことが分かった。この結果は、細胞組織の形と構造の制御原理が、共依存関係にあることを示唆する。
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