研究課題/領域番号 |
24740329
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
超高層物理学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
羽馬 哲也 北海道大学, 低温科学研究所, 助教 (20579172)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2013年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2012年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 彗星 / 原子核スピン温度 / アモルファス氷 / 星間分子雲 / 原子核 / 低温固体表面温度 |
研究概要 |
彗星から放出されるH2Oの原子核スピン温度は太陽系形成初期の塵の温度を反映していると提唱されているが,そのことを示唆する実験的研究は未だない.本研究ではH2O氷に光を照射しH2Oを気相へ脱離させ,その原子核スピン温度を共鳴多光子イオン化法により測定する実験をおこなった.その結果,氷は8 Kで作製したにもかかわらず,532 nmのレーザーで光刺激脱離をおこしたH2Oの原子核スピン温度は8 Kとは異なることが明らかになった.この結果は,氷から光刺激脱離をおこしたH2Oの原子核スピン温度は,氷生成時の温度を必ずしも反映しない可能性があることを示す.
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