研究課題/領域番号 |
24750027
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物理化学
|
研究機関 | 独立行政法人日本原子力研究開発機構 |
研究代表者 |
近藤 正人 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 量子ビーム応用研究部門, 研究職 (20611221)
|
研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
|
キーワード | テラヘルツ / 誘電緩和 / 水素結合 / 溶液 / 液体薄膜 / テラヘルツ分光 / 時間分解 / 溶媒和電子 |
研究概要 |
水溶液を対象とした時間分解テラヘルツ(THz)分光実験の実現に向け、基盤となる技術開発を行った。まず塩化ナトリウム等の単純な塩の水溶液について、定常条件にてTHz分光研究を行った。その結果、イオンが水溶液の水素結合構造を弱める効果の存在を強く示唆する実験事実を得ることに成功し、THz分光が溶液研究にとって強力な手法であることを実証した。また、従来の試料セルを用いた測定法で問題となっていた強い励起光照射による窓の損傷の問題を解決するため、液体薄膜(液膜)を応用した窓を用いない溶液実験法を構築した。ここでは、50-120μmの範囲で膜厚制御可能な液膜ノズルを新規開発し、THz分光実験に最適化した。
|