分子構造によるキラル液晶相の発現機構の解明と高機能化

• 研究課題/領域番号: 24750130
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 機能物質化学
• 研究機関: 九州大学
• 研究代表者: 樋口 博紀 九州大学, 先導物質化学研究所, 助教 (50432951)
• 研究期間 (年度): 2012-04-01 – 2014-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2013年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円); 2012年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
• キーワード: キラル液晶 / ブルー相 / 外的刺激応答

研究概要

高いキラリティーを有する高次のナノ構造液晶相(例えばブルー相)は非常にキラリティーに敏感であり、その発現機構は明らかになっていない。キラル分子から液晶分子にどのようにキラリティーを伝達するのか、如何に効率的にキラリティーを伝達するかを理解するために、キラル分子の構造を変化させて検討を行った。種々のキラル分子の構造によって次世代表示素子として期待されるブルー相の安定化や特性の向上、外的刺激による液晶相の相転移など非常に興味深い結果が得られた。

研究成果

• [雑誌論文] Novel 6,6'-Difluoro-substituted Binaphthyl Derivatives as Chiral Dopants for Fluorinated Nematic Liquid Crystals (2014)
  • 著者名/発表者名: Kota Kakisaka, Hiroki Higuchi, Yasushi Okumura, and Hirotsugu Kikuchi,
  • 雑誌名: Chem. Lett. 巻: 43 号: 5 ページ: 624-625
  • DOI: 10.1246/cl.131169
  • NAID: 130004868107
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [学会発表] Control of reversible photothermal phase transition of chiral liquid crystal by use of chiral dopants with anthracene units (2013)
  • 著者名/発表者名: Hiroya Nishikawa, Hiroki Higuchi, Yasushi Okumura, and Hirotsugu Kikuchi
  • 学会等名: 2013 Kyushu-Seibu/Pusan-Kyeongnam Joint Symposium on High Polymers (16th) and Fibers (14th)
  • 発表場所: Saga, Japan
  • 年月日: 2013-11-09
• [学会発表] 可逆的な二量化部位を導入したキラル剤の合成とキラル液晶の光熱相転移制御 (2013)
  • 著者名/発表者名: 西川浩矢, 樋口博紀, 奥村泰志, 菊池裕嗣
  • 学会等名: 第62回高分子討論会
  • 発表場所: 金沢大学角間キャンパス, 金沢
  • 年月日: 2013-09-13
• [学会発表] アントラセンの光化学反応を活用した外部刺激応答型キラル剤の合成と光熱相転移制御 (2013)
  • 著者名/発表者名: 西川浩矢, 樋口博紀, 奥村泰志, 菊池裕嗣
  • 学会等名: 2013年日本液晶学会討論会
  • 発表場所: 大阪大学豊中キャンパス, 豊中
  • 年月日: 2013-09-08
• [学会発表] 高キラリティー誘起力を有する両親媒性キラル剤の開発 (2013)
  • 著者名/発表者名: 樋口博紀, 下田真知子, 奥村泰志, 菊池裕嗣
  • 学会等名: 第1回液晶若手勉強会
  • 発表場所: プラザホテル山麓荘, 仙北
  • 年月日: 2013-07-27
• [学会発表] アントラセン骨格を活用した光-熱応答型キラル剤の合成と光相転移挙動 (2013)
  • 著者名/発表者名: 西川浩矢, 樋口博紀, 奥村泰志, 菊池裕嗣
  • 学会等名: 第17回液晶化学研究会シンポジウム
  • 発表場所: 産業技術総合研究所つくば中央, つくば
  • 年月日: 2013-06-13
• [学会発表] Synthesis of Chiral Dopants having Anthracene Moiety to Control Phase Transition Behavior of Chiral Liquid Crystals by External Stimuli (2012)
  • 著者名/発表者名: Hiroya Nishikawa, Hiroki Higuchi, Yasushi Okumura, and Hirotsugu Kikuchi
  • 学会等名: The 1st Asian Conference on Liquid Crystals
  • 発表場所: Fujiyoshida, Japan
  • 年月日: 2012-12-17
• [学会発表] Synthesis of Chiral Dopants Having Anthracene Moiety to Control Phase Transition Behavior of Chiral Liquid Crystals by External Stimuli (2012)
  • 著者名/発表者名: Hiroya Nishikawa, Hiroki Higuchi, Yasushi Okumura, and Hirotsugu Kikuchi
  • 学会等名: The 9th SPSJ International Polymer Conference
  • 発表場所: Kobe, Japan
  • 年月日: 2012-12-12
• [学会発表] 新規フッ素系キラル剤により誘起されたキラル液晶相の特性評価 (2012)
  • 著者名/発表者名: 柿坂康太, 樋口博紀, 奥村泰志, 菊池裕嗣
  • 学会等名: 第2回ソフトマター研究会
  • 発表場所: 九州大学西新プラザ, 福岡
  • 年月日: 2012-09-25
• [学会発表] フッ素系母液晶と新規フッ素系キラル剤により誘起されるブルー相の特性評価 (2012)
  • 著者名/発表者名: 柿坂康太, 樋口博紀, 奥村泰志, 菊池裕嗣
  • 学会等名: 第61回高分子討論会
  • 発表場所: 名古屋工業大学, 名古屋
  • 年月日: 2012-09-19
• [学会発表] 新規含フッ素ビナフチル系キラル剤を用いた液晶ブルー相の特性評価 (2012)
  • 著者名/発表者名: 柿坂康太, 樋口博紀, 奥村泰志, 菊池裕嗣
  • 学会等名: 2012年日本液晶学会討論会
  • 発表場所: 千葉大学西千葉キャンパス, 千葉
  • 年月日: 2012-09-05
• [学会発表] 含フッ素ビナフチル系キラル剤のフッ素系液晶中での特性評価 (2012)
  • 著者名/発表者名: 柿坂康太, 樋口博紀, 奥村泰志, 菊池裕嗣
  • 学会等名: 第16回液晶化学研究会シンポジウム
  • 発表場所: 横浜国立大学教育文化ホール, 横浜
  • 年月日: 2012-05-18
• [学会発表] アントラセン骨格を活用した光－熱応答型キラル剤の合成と光相転移挙動
  • 著者名/発表者名: 西川浩矢, 樋口博紀, 奥村泰志, 菊池裕嗣
  • 学会等名: 第17回液晶化学研究会シンポジウム
  • 発表場所: 産業技術総合研究所 つくば中央, つくば
• [学会発表] アントラセンの光化学反応を活用した外部刺激応答型キラル剤の合成と光熱相転移制御
  • 著者名/発表者名: 西川浩矢, 樋口博紀, 奥村泰志, 菊池裕嗣
  • 学会等名: 2013年日本液晶学会討論会
  • 発表場所: 大阪大学 豊中キャンパス, 豊中
• [学会発表] 可逆的な二量化部位を導入したキラル剤の合成とキラル液晶の光熱相転移制御
  • 著者名/発表者名: 西川浩矢, 樋口博紀, 奥村泰志, 菊池裕嗣
  • 学会等名: 第62回高分子討論会
  • 発表場所: 金沢大学 角間キャンパス, 金沢
• [学会発表] アントラセンの分子内環化反応を利用した光熱誘起液晶相転移制御
  • 著者名/発表者名: 西川浩矢, 樋口博紀, 奥村泰志, 菊池裕嗣
  • 学会等名: 第3回CSJ化学フェスタ2013
  • 発表場所: タワーホール船堀, 東京
• [学会発表] Control of reversible photothermal phase transition of chiral liquid crystal using structural change of chiral dopants with anthracene units
  • 著者名/発表者名: Hiroya Nishikawa, Hiroki Higuchi, Yasushi Okumura, and Hirotsugu Kikuchi
  • 学会等名: The 10th International Symposium on Novel Carbon Resource Scienses
  • 発表場所: Fukuoka, Japan
• [学会発表] Properties of 6,6’-fluorinated binaphthyl compounds in fluorinated nematic liquid crystal
  • 著者名/発表者名: Kota Kakisaka, Hiroki Higuchi, Yasushi Okumura, and Hirotsugu Kikuchi
  • 学会等名: The 10th International Symposium on Novel Carbon Resource Scienses
  • 発表場所: Fukuoka, Japan
• [学会発表] 光－熱応答性を示すアントランセン型キラル剤の合成と光相転移挙動
  • 著者名/発表者名: 西川浩矢, 樋口博紀, 奥村泰志, 菊池裕嗣
  • 学会等名: 融合マテリアル : 分子制御による材料創成と機能開拓 第9回若手スクール
  • 発表場所: ホテル広島ガーデンパレス, 広島
• [学会発表] 含フッ素ビナフチル系キラル剤のフッ素系液晶中での特性評価
  • 著者名/発表者名: 柿坂康太, 樋口博紀, 奥村泰志, 菊池裕嗣
  • 学会等名: 第16回液晶化学研究会シンポジウム
  • 発表場所: 横浜
• [学会発表] アントラセン骨格を有する光応答性キラル剤の合成と光相転移挙動
  • 著者名/発表者名: 西川浩矢, 樋口博紀, 奥村泰志, 菊池裕嗣
  • 学会等名: 第16回液晶化学研究会シンポジウム
  • 発表場所: 横浜
• [学会発表] 新規含フッ素ビナフチル系キラル剤を用いた液晶ブルー相の特性評価
  • 著者名/発表者名: 柿坂康太, 樋口博紀, 奥村泰志, 菊池裕嗣
  • 学会等名: 2012年日本液晶学会討論会
  • 発表場所: 千葉
• [学会発表] アントラセン光応答性部位を有するキラル剤の合成とキラル液晶相の光誘起相転移
  • 著者名/発表者名: 西川浩矢, 樋口博紀, 奥村泰志, 菊池裕嗣
  • 学会等名: 2012年日本液晶学会討論会
  • 発表場所: 千葉
• [学会発表] フッ素系母液晶と新規フッ素系キラル剤により誘起されるブルー相の特性評価
  • 著者名/発表者名: 柿坂康太, 樋口博紀, 奥村泰志, 菊池裕嗣
  • 学会等名: 第61回高分子討論会
  • 発表場所: 名古屋
• [学会発表] 新規なアントラセン光応答性キラル剤の合成とキラル液晶の光相転移挙動
  • 著者名/発表者名: 西川浩矢, 樋口博紀, 奥村泰志, 菊池裕嗣
  • 学会等名: 第61回高分子討論会
  • 発表場所: 名古屋
• [学会発表] 新規フッ素系キラル剤により誘起されたキラル液晶相の特性評価
  • 著者名/発表者名: 柿坂康太, 樋口博紀, 奥村泰志, 菊池裕嗣
  • 学会等名: 第2回ソフトマター研究会
  • 発表場所: 福岡
• [学会発表] アントラセン光応答性部位を有するキラル剤の特性評価とキラル液晶相の光誘起相転移挙動
  • 著者名/発表者名: 西川浩矢, 樋口博紀, 奥村泰志, 菊池裕嗣
  • 学会等名: 第2回ソフトマター研究会
  • 発表場所: 福岡
• [備考]
  • URL: http://hyoka.ofc.kyushu-u.ac.jp/search/details/K002882/index.html