配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2012年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
|
研究概要 |
一酸化炭素(CO)は, ヘムオキシゲナーゼ(HO)によるヘム代謝分解の際に副生成物として常に発生しており, 生体内におけるシグナル伝達分子として機能すると考えられているが, その詳細な作用機構は明らかになっていない部分が多い. 我々が開発した超分子ヘムタンパク質モデルhemoCDは, 水中で酸素(O_2)およびCOと可逆的に結合し, 特にCOに対してヘモグロビン(Hb)よりも遥かに高い親和性を示す. 本研究では, このhemoCDを用いて生体内からCOを除去し, そのときに起こる遺伝子的な変化を観測した. さらにhemoCDの細胞内導入を検討するため, 膜透過性ペプチドであるオリゴアルギニンとhemoCDを組み合わせた系について検討し, フリーベースのポルフィリンを有するhemoCD類似の錯体の細胞内導入を達成した.
|